各種油圧機器、エンジン構成部品の組み立て工程の作業指示をシステム化。作業時間の短縮と、作業トレーサビリティを実現しました。
目的とねらい
組み立て工程の作業指示をシステム化
組み立て作業時間の短縮
組み立て作業内容のデータ化およびトレーサビリティ
自社での運用・メンテナンスを目指す
現状の課題
課題1 今までは紙に書かれた指示書を見ながらの作業で効率がわるい
課題2 作業内容をデータ化し、トレーサビリティしたい
課題3 組み立て作業の精度を工場したい
課題4 現状30分かかっている組み立て時間を短縮したい
要件設定
組み立て品質を向上させ、作業時間を削減する。作業内容のトレーサビリティを実現する。
- 動画による作業指示システムを企画・設計・導入
- 各種油圧機器、エンジン構成部品の組み立て工程を動画撮影し、「動画標準書」を部内で編集、制作
- トルクレンチなどの工具を無線式データ伝送に切り替え、組み立て作業内容をデータ化
- 全作業をデータ化したことによる組み立てトレーサビリティを確率
ポイント
- 「動画標準書」と実作業データの連動
- 無線式データ伝送工具により、作業内容の可否をデータ判定
- 無線式データ伝送工具により、作業日時、作業タイム等も全てデータ化
- 社内製造部で企画・開発・運用
成果
- 該当製品(5製品)の組み立て工程を動画およびデータ化
- 該当製品(5製品)の組み立てトレーサビリティ管理100%
- CAコントロールバルブの組み立て時間が70分から65分に。5分短縮を実現
- 社内での運用・保守を実現。他の組み立て製品にも応用が可能
担当者の声
熟練作業者でも久しぶり製品は組立手順・使用工具など忘れてしまうことがあります。
そんなとき、作業指示システムの動画を確認すればすばやく対応ができます。
また、使用工具はすべて通信対応しているため、作業者も自信を持って作業することができます。
類似のシステムも多様にありますが、非常に細かなデータを取得できるため、お客様からの信頼性も高いと感じています。
小型~大型製品問わず対応可能であり、使用方法を柔軟に考え、展開を推進していきたいと思います。
都筑製作所は品質保証に積極的に取り組んでいきます
特に、建設機械の心臓部を支える建機用部品では、国内トップレベルの加工・組立技術と一貫機能保障を実現しています。
これからもQCDを追及し、国内で唯一無二のものづくり企業を目指します。