信濃毎日新聞(2023年8月29日朝刊)の信州の経済に関する特集ページに当社の記事が掲載されました。
当社では、2015年に「会社のありたい姿」を挑戦目標「2025年VISION」として掲げました。創業以来のQCD追求に基づいた量産技術をベースに、「開発・提案型」ものづくり企業への進化を目指しています。
今回、信濃毎日新聞社様に掲載いただいた記事は、「2025VISION」の中で進めている3つの挑戦について取り上げていただきましたので、現在の開発状況を含めてご紹介します。
2025VISION 3つの挑戦
1. 2025VISION「素加工一貫」を目指した【中空シャフト】開発
自動車関連業界で加速される「自動車のEVシフト」をチャンスと捉え、EVの車載モーターの軸への採用を目指し、軸の内部を中空構造にして軽くしたシャフトの開発に着手しました。
中空シャフトの新しい鍛造加工技術「ラジアルフォージング」
ラジアルフォージングとは、ハンマー(金型)によって中空シャフト・中空軸の径方向から力をかけ塑性させる加工方法の鍛造機です。
中空シャフト・中空軸に芯金を挿入し内径形状を転写させることで、内外径同時に成形することができます。軸物の「軽量化」「コスト削減」「機能付加」に貢献します。
現在、自動車業界にとどまらず、この技術を必要とする異業種、他分野への展開を図るため、ウエブマーケティングを活用した情報発信に注力しています。
2. 2025VISION「自社製品開発」「ロボット」を目指した【ミニトマト自動収穫ロボット】開発
農業を取り巻く〝高齢化・人口減少・食糧危機〟という大きな課題に、ものづくりで貢献する為、「ミニトマトの自動収穫ロボット」開発、市場投入を目指しています。
ロボットに搭載されたカメラ画像を自社で開発した人工知能(AI)が、トマトの色から熟度を判定しロボットアームで収穫します。
開発状況は、原理試作機によるテスト段階に入っています。この後、量産設計を行い市場投入を目指します。
3. 自動車のEV化加速への対応による【超小型EV自動車】開発
2022年10月に「超小型 EV 技術研究組合(METAx)」を自動車を構成する部品メーカー3社と設立し、試作車両の開発、少量生産体制の確立、実証試験を行い、2025年ごろの量産開始を目指して進めてきました。
当社は、サスペンション機構を担当し、部品設計から加工、組立、機能保証まで一貫して担い、更に、METAxで開発した車体と組み合わせのフィードバックも行い、全体最適に貢献することが出来ました。
試作車の完成が今秋と目前となった今、改めて「製品設計の初期段階」から参画することで得られた経験や知見の獲得に大きな意義があったと考えています。
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