パーツピッキング時のハンディ式で発生するムダを削減することでコスト改善を行いました。
目的とねらい
PC400コントロールバルブのキット方法を変更し、約4秒/部品の作業時間削減
Assyキットとしては約22%/AssyのCT短縮を目指す
1部品平均キット時間:18.44秒 → 14.44秒
現状の課題
課題1 ハンディを使用する上で必ず「持つ→棚番確認→読込み→置く」という動作が発生する
課題2 この動作が平均で約4秒/部品かかるため、多部品をキットする必要がある
課題3 建機関係ではCTが増えてしまう(140~150部品/Assy)
要件設定
品質は落とさず(トレーサビリティを継続)、ハンディ使用時のムダ時間を削減する。
- 全部品にスイッチ表示器を設置し、ハンディによるバーコード照合は基本的に行わない
- ロット切替え時(現品票切替え時)のみ小型ハンディを使用し、ロットNo,を登録
- 次回ロット切替えまで同ロットを使用するシステム設定にすることでトレーサビリティを継続
ポイント
- メーカー様の現品票は当然ながら、社内現品票についても品番+購買ナンバー(発行番号)を登録
- 社内製造部で企画・開発・運用
成果
- 1部品あたり約4秒の短縮
- 150点の総合部品キットでは約10分の短縮
- キット時にトレーサビリティ管理100%
担当者の声
多彩な色に光る表示器により作業者別に固定色を決め、4人同時作業まで対応可能であり、欠品処理、購買オーダーNo,切替など、多機能に対応したシステムを構築できました。
品質面ではトレサビ管理を継続しつつ、CT短縮の目標値を達成できました。
他の工程においても効果が期待できるため、さらなる機能を追加検討し、提案していきたいと思います。
都筑製作所は品質保証に積極的に取り組んでいきます
自動車部品・建機部品の製造を中心にお客様の「QCD」に応えてきた製造実績を活かし、お客様の満足を最優先に今までの限界を超えるQCDを追求します。
これからもQCDを追及し、国内で唯一無二のものづくり企業を目指します。